早(明3才)2000.3.5寄生虫発見!

くろべえと母子馬の教育くろべえ調教99/06/20明2才乗り運動(母の後について)99/12/1900.01.1600.01.2900.02.1300.4.16

3月5日(日) 放牧しておいた丸馬場のボロ(糞)の中に、釣りでつかう糸蚯蚓(ミミズ)よりひとまわり小さい赤い虫がスタッフにより 発見された。早をいじっているのは、私ばかりなのに気がつかないなんて駄目だなあ。サンデイ・ライダーの悲哀を感じた。虫下しをかけると、 この他に、青いのや白くてぐじゃぐじゃしたのや虫の幼虫のようなのがいっぱい出たという。まるで、寄生虫の博物館状態。いったいどこで入 れて来たのか。

3月12日(日)ボロの中にはまだ赤い虫が出ていた。もう一度、駆虫しないといけないのだ。
長く放牧すると飽きてしまって、乗っても落ち着かない。最近、単調な馬場運動ばかりなので、来週は、久しぶりにのんびり外乗にでてみたい。 誰かに頼んで、紅鹿毛で先導できればいいのだが。

3月19,20(土、日)運動中首を振るようになってきた。そろそろマルタンをつけないといけないだろう。自分に余裕のある内は、尻尾を巻きこんで動く。追いこんでいくと、尻尾が上がってくる。馬が重くなってからしっかり脚を使って動かさないといけない。
乗馬前に馬場で調馬索をかけたが、生意気な態度で逃げようとする。私の普段の扱いが甘すぎるようだ。しかる時はきちんとしかっているつも りであったが。丸馬場で汗まみれになるまで運動。途中、わざと追い鞭を下げ、停止の指示を出さないで隙を見せ、止まらせて、再度追う。とにかく、人の指示がない限り、自分で判断してはいけないということを教える。その後、しばらく古馬の後ろにつけて常歩、速歩。駈歩に入って、1頭にして運動。春なの で牝馬のにおいで落ち着かないが、自分の思い通りにはならないことを強い態度で伝えていく。しばらく喧嘩だ。力ではかなうはずないが、こ ちらには頭がある。

3月26日(日)きつめに調馬索。マルタンを初めてつかう。乗馬後、少し逃げようとしたが、頭が拘束されていることを感じると素直 に輪乗りで駈歩まで。しっかり運動した。わがままができないような道具を使われているということもあるが、精神的に抑制されてしまうとい うことがあるようだ。紐一本の効果はすごい。最後に1頭で15分くらい散歩。停止がきちんとできるようにだけ気を遣った。外乗中は特に問 題なし。後ろの蹄が減りすぎたので、初めて装蹄。ついでに前蹄も打ってもらった。装蹄中は特に問題なし。肢を動かそうとしても、しかると ぴたっと止まる。素直な血統は楽だ。

4月2日(日) 何故か、右前肢落鉄。装蹄後、一度も誰も乗ってないのに。蹄鉄がどこにも落ちていない。調馬索後、左前肢、蹄冠部のすぐ下から出血しているのを発見。針金か何かにひっかけた感じの傷。いやな場所をけがしたものだ。とりあえず馬油をたっぷりすりこんでおいた。そのままの状態で、2Kmの外乗。馬なり。途中クロスカントリーのトレーニングをしている馬群に出会った。ついて行きたがったが、それほど強い扶助を使わないでも単独行動ができた。びーびー鳴くが。さすがに、なんとなく帰り道は急ぎ足。行かせなかったので、詰まり気味の駈歩で帰ってきた。
 2日空けて、水曜日から土曜日まで、毎日、30分しっかり汗をかくまで乗ってもらう。調馬索はなし。もう、毎日乗らなければいけない状態である。

4月9日(日)牧場に着いてすぐ馬繋場に出し3時間くらい放っておいたが、おとなしくしていた。というより、ぽーとしていた。落ち着きなければないで、しつけが甘いかなと反省するが、おとなしければおとなしいで心配になる。個性が押し潰されてしまったのではないかなんて。左前蹄の傷は大事無かったようだ。鉄も再度着けてくれてあった。
 往復4Kmの外乗。馬なりで首の付け根で手綱を固定し、駈歩大目でゆったりまわった。途中休憩も充分とった。休憩中、水勒の頬革が切れ、手持ちのひもで応急手当をして帰って来た。その間も草を食べたがったが、しかると我慢していた。明け3才でこんなに従順な馬は、私には初めてだ。他馬とすれちがうとびーびー鳴いてはいるが。鞍に座りはしないが、鐙革を長めに乗っている(これは自分の乗り方の幅を広げるため)。



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