和式馬具を利用した日本在来種の活用についての研究(仮称)

研究者:甲州和式馬術探求会(代表 藤森 寛行)

First update: May.17, 1999
Last revised: May.24,1999

目的
現在、日本において和式馬術を実証的な意味合いにおいて、伝承している流派はない。乗馬として使われた日本在来種の詳細については曖昧であり、和式馬術の古文書は残っているものの、生きた馬なくして、馬術はありえない。また、伝書は、師匠の身近で長く修練を積むことを前提として書かれ、重要なこと程、口伝として扱われる傾向があるため、文献のみに基づいて現在残る日本在来種を調教することは難しい。
我々は、絵巻、古文書などを参考に、かつて合戦の場を駆けめぐった日本在来種のイメージを探しながら、和式馬具を用いて新しい和式馬術の方向性を探り、乗用馬としての日本在来種の可能性を研究、活用する方法を考えていきたい。



研究内容

一、日本在来種に和式馬具を使用することからおのずと生まれてくる乗馬法を研究する。また、日本在来種のタイプ別による乗馬法の研究を行う。

二、調教、訓練の進展に伴う馬の体形の変化と、それによる運動能力の変化、また、体形が運動方法の違いによりどのように変化するのかを研究する。

三、三年間のトレーニングの結果、体形、能力がどう変化したのかを確認する。

*写真、ビデオの記録と、馬体の側定を随時行う。


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