スタッフなのか、遊びに来て、乗せてもらいながらお手伝いしているのか、よくわからない子供たちが、あちこちにいる。前日予約、前金制である(Park Rides \5,000 per hour)。予約時に、身長、体重を聞かれ、当日に配馬されているのは要領がいい。
あまり乗り手の細かいことにこだわらない、ポニーやコブタイプの馬が用意されている。原種に近い”知恵があり、強情な馬”という言い方もできる。鰻線がきれいに出た Welsh Pony は、なかなかのやくざだった。
こういう馬は、悪気があって乗り手をおどかすことがあるが、ちゃんと躾られていれば、疲れても辛抱づよく我慢して仕事をすることができる。馬屋の人たちは、馬の”わがまま”をきちんきちんと”しかって”いた。かなりの気迫をもって、丁寧に矯めているのである。さすが。
日本人には、なだめすかしてばかりで、馬に馬鹿にされている者さえある。そんな人もいると聞いた。
Cob（コブ）：ひとつのタイプである。ずんぐりした小型の馬で、大きくしっかりした後躯をもつ。ふとりぎみの初心者や外乗向きの穏やかさ賢さを持つ。Welsh Cobが有名。写真は、アイリッシュ・ドロート（アイルランドの農用馬、現在は改良されて障害飛越、狩猟用馬）系のCobではないかと思う。