Drafted Nov. 29,1997.
Saddle
和式馬装中の私
木曽馬小鹿毛大いに語る U
日本人の祖先に騎馬民族の血が多く入っているのかどうか、私にはわからないが、和鞍は独特である。人の尻がおさまる部分が小さく(鐙に立つ、立ち透かしという乗り方だから序の足<並足>の時軽くすわるくらいだが)、乗り尻<乗り手>の体重は、前輪、後輪の爪先内側のわずかな部分4点でわれわれの背にかかる。われわれとしては、肩が自由につかえて動きやすい。
見た目は、モンゴルや中国の鞍に似ているが、われわれの背にあたる部分が少ないこと、また、乗り手の重心の位置が、日本独自の沓型の和鐙との連携で、われわれの骨格、サイズによく合い、人馬ともに活動しやすい鞍のように感じている。
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